※掲載情報の確認日は2026年11月3日です。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
「客先常駐で、毎日同じような作業ばかり」「どれだけ頑張っても、給料が上がらない」「自社のサービスを作る仕事がしたい」——SES(客先常駐)で働くエンジニアの多くが、こんな悩みを抱えています。
その解決策のひとつが、自社開発企業への転職です。ただし、「自社開発」と名乗る企業でも、実態はさまざまです。この記事では、SESから自社開発企業へ転職する方法を、求人の見極め方と面接のポイントまで含めて解説します。
✅ 先に結論
- SESから自社開発への転職は可能。ただし「SESでの経験をどう見せるか」が鍵
- 求人は、自社サービスの有無・常駐の有無・技術選択・評価制度で見極める
- 転職活動は在職中に、転職エージェントを活用して進める
- 独立が不安な人にとって、転職は現実的な「環境を変える」選択肢
SES・受託開発・自社開発・社内SEの違い
まず、エンジニアの働き方の違いを整理しましょう。
| SES | 受託開発 | 自社開発 | 社内SE | |
|---|---|---|---|---|
| 仕事の内容 | 客先で、エンジニアの技術力を提供する | 依頼された開発を、自社で請け負う | 自社のサービス・製品を開発・改善する | 自社のシステムの企画・運用・改善 |
| 働く場所 | 客先常駐が中心 | 自社オフィスが中心(常駐もあり) | 自社オフィス・リモートなど | 自社オフィス |
| 技術・案件の選択 | 客先の案件次第 | 受注した案件次第 | 自社で決められる傾向 | 自社の事情次第 |
| 収益の仕組み | エンジニアの稼働に応じた報酬 | 案件ごとの受注額 | 自社サービスの売上 | 会社の事業を支える(直接の売上なし) |
SESは、案件が客先で決まり、自分で技術や環境を選びにくいのが特徴です。自社開発は、プロダクトの成長に長く関わり、技術や開発の進め方に意見を出せる可能性があります。
なお、SESから抜け出す行き先は、自社開発だけではありません。客先常駐のない社内SEや、IT業界の幅広い求人から探す方法もあります。行き先ごとに向いているエージェントを比べたい方は、SESから抜け出せる転職エージェントの比較記事をご覧ください。
SESから自社開発に転職すると、何が変わる?
👍 変わりやすいこと
- 自社サービスに、継続して関われる
- 技術・設計・開発の進め方に意見を出しやすい
- 会社の事業の成長が、評価や収入に反映されやすい
- 客先の常駐がなくなる(会社による)
⚠️ 注意したいこと
- 求められるスキル・責任が、上がることがある
- 年収は必ず上がるとは限らない(会社の規模や評価制度による)
- 「自社開発」と名乗っても、実態が違うことがある
- 事業が失敗すると、会社の経営にも影響する
SESから自社開発へ転職する7ステップ
STEP1:転職の理由と、実現したいことを言葉にする
「給料を上げたい」「自社サービスに関わりたい」「残業を減らしたい」「技術を選びたい」など、優先順位をつけます。これが、求人選びと面接の軸になります。
STEP2:これまでの経験を棚卸しする
SESでの経験は、案件ごとに分けて書き出します。使った技術、担当した工程(設計・開発・テスト・運用)、役割、チーム規模、工夫した点、成果を整理します。
STEP3:転職エージェントに相談する(在職中に)
転職エージェントを使うと、非公開求人の紹介や、職務経歴書の添削、面接対策を受けられます。在職中に動き、条件に合う求人が見つかってから退職するのが安心です。自社開発・社内SE・IT特化型のエージェントの違いは、比較記事にまとめています。
STEP4:職務経歴書とポートフォリオを準備する
職務経歴書は、「何を担当したか」だけでなく、「何を改善したか」「どんな結果が出たか」を書きます。個人開発やGitHub、技術ブログがあれば、アピール材料になります。
STEP5:複数社に応募する
1社に絞らず、複数社を並行して受けると、比較しやすく、条件の交渉もしやすくなります。
STEP6:面接・技術面接を受ける
後述の「面接で見られるポイント」を参考に、準備します。コーディングテストや、技術に関する質問が出る会社もあります。
STEP7:内定後、条件を確認して退職する
年収、評価制度、残業、働き方などを、書面で確認してから、退職の手続きに進みます。退職前後の手続きは、準備チェックリストの記事も参考にしてください(フリーランス向けの内容ですが、退職時の手続きは共通です)。
面接で見られるポイントと、SES経験の伝え方
| 見られるポイント | 伝え方のコツ |
|---|---|
| 技術力 | 使った技術と、なぜその選択をしたかを説明できるようにする |
| 主体性 | 指示されたことだけでなく、自分から提案・改善した経験を話す |
| 志望動機 | 「SESが嫌だから」ではなく、「その会社のサービスで、何をしたいか」を語る |
| コミュニケーション | 客先との調整やチーム開発の経験を、具体例で話す |
| キャリアの方向性 | 今後、どんなエンジニアになりたいかを、入社後の貢献と結びつけて話す |
💡 SES経験を強みに変える言い換え
- 「いろいろな現場を経験した」→ 多様な開発環境・チームへの適応力
- 「客先と調整した」→ 要件のすり合わせ・折衝の経験
- 「新しい技術に触れた」→ 短期間で技術を習得できる学習力
求人の見極め方:「自社開発」を名乗るSESに注意
「自社開発」「自社サービス」とうたっていても、実態は客先常駐が中心の会社もあります。応募前・面接で、次の項目を確認しましょう。
📋 求人・面接で確認したいチェックリスト
- ☐ 自社サービスの名前・内容が、公式サイトで確認できる
- ☐ 配属先は自社サービスの開発チームか(客先常駐の可能性はないか)
- ☐ 開発チームの人数・体制・自分の役割
- ☐ 使う技術と、技術選択の決め方
- ☐ 評価制度(何を基準に、年収が上がるか)
- ☐ 残業の実態(平均時間、繁忙期)
- ☐ 入社後の配属の決まり方(希望が通るか)
- ☐ エンジニアの定着率・退職理由
面接では、「入社後、客先に常駐することはありますか?」と、率直に聞いて構いません。答えにくそうな会社は、注意が必要です。
自社開発への転職に強いエージェントの使い方
求人サイトだけで探すと、「自社開発」の実態を見分けにくいことがあります。自社開発企業に特化した転職エージェントを使うと、求人の質や、企業の内部事情について、相談しやすくなります。
💼 自社開発企業への転職に特化:TechClipsエージェント
- 年収500万円以上の自社開発企業の求人に特化
- 年収UP率93%(公式サイトの実績。集計条件は公式で確認)
- 約4,500件の自社開発求人から探せる
- 現役エンジニアのキャリアコンサルタントが、面談で相談に乗る
- Yahoo!、サイバーエージェントグループ、SmartHRなどの事業会社の求人を掲載(公式サイトの記載)
🔎 他のエージェントとも比べたい方へ
客先常駐のない社内SEを目指す、IT特化の幅広い求人から探すなど、行き先によって向いているエージェントは違います。年齢・エリアの条件も含めて、比較しています。
エージェント面談で聞くとよいこと
- 自分の経験・スキルで、どんな企業・年収帯が狙えるか
- 応募企業の開発体制・働き方・評価制度の実態
- 職務経歴書・面接の改善点
- 在職中に進めるときのスケジュール
エージェントは、複数に相談して比べると、紹介される求人の幅が広がります。
転職と、フリーランスのどちらが合う?
SESから環境を変える方法は、転職だけではありません。フリーランスとして独立する方法もあります。
| 自社開発へ転職 | フリーランス | |
|---|---|---|
| 安定性 | 高い(正社員) | 案件次第 |
| 収入の伸びしろ | 中 | 大(中間マージンが減る) |
| 向いている人 | プロダクトに長く関わりたい/独立は不安 | スキルを直接収入に変えたい/働き方を選びたい |
独立に関心がある方は、手取りの試算や、失敗しやすいパターンも確認してから、判断してください。エージェントの違いは比較記事にまとめています。
よくある質問(Q&A)
Q. SESの経験しかなくても、自社開発に転職できる?
できる可能性は十分あります。ただし、経験の年数や、担当した工程、技術の幅によって、選べる求人は変わります。経験を言語化して、強みとして伝えることが大切です。
Q. 転職すると、年収は下がることもある?
あります。年収が上がるかどうかは、会社の規模、評価制度、経験などによります。入社後の評価・昇給の仕組みまで、確認しましょう。
Q. 転職活動は、どのくらいの期間がかかる?
一般に、数か月かかることが多いです。応募から内定まで、複数社の選考を並行して進めると、余裕を持てます。
Q. 在職中に転職活動をしても大丈夫?
在職中に進めるのが一般的です。会社の就業規則と、面接の日程の調整に注意しましょう。
Q. 残業が多くて辞めたい場合も、転職でいい?
転職先を選ぶときは、残業の実態も必ず確認しましょう。残業のルールは、残業45時間の記事で解説しています。
まとめ:SESから抜け出すには、「経験の言語化」と「求人の見極め」
- SES・受託・自社開発・社内SEは、仕事の進め方と収益の仕組みが違う
- 転職は、在職中に、エージェントを使って進める
- 面接では、主体性・志望動機・技術の選択理由を伝える
- 「自社開発」でも、常駐の有無・評価制度・残業の実態を確認する
- 独立も視野に入れて、転職とフリーランスを比べる
まずは、エージェントに相談して、自分の経験で狙える求人や年収の目安を知ることから始めてみてください。情報収集だけでも、次の一歩が見えてきます。
🚀 次の一歩:自社開発企業への転職を相談する
現役エンジニアのキャリアコンサルタントに、求人や年収の目安を相談できます。
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